量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
 
いた


95.
あおぞらのむこうに
あなたがうたをうたった
わたしはそのあしもとに
ゆびさきをのせた

ふたりのこえが
おとをたたいて
やがてとけあって
うすいそらににじんだ

そこには、
ひびきしかなかった


96.
ひずんだそらのしたで
あなたがわらってた
わたしはただ
ふれてもとどかない

ゆめのように
ふたりがまわって
しずかなひかりが
みずにおちていった

こえは、
どこにもなかった


97.
はるのかぜがつめたいとき
あなたがふりかえって

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