量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
あしをとめた
ふたりして
そらをみあげ
やがておおきな
はながさくとき
すべてが、
かぜにとかれた
91.
とけたあさひに
あなたがねむるように
わたしはすこしだけ
かべのそとにたった
ふゆのあいだに
こごえたひかりが
ふたりをつつんでいたけど
そらはすでにとけていた
すべては、
みずのなかにあった
92.
かたむくそらのしたで
あなたがゆびさした
わたしはただみつめて
ゆきのうえをふんでた
ふたりのこえが
かぜにのまれて
そのままどこかへと
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)