量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
わたしはそのさきに
てをのばしていた
ひかりがちらりと
ふたりをかすめたあと
ゆっくりとそらが
うすくなっていった
どこかで、
こえがひびいた
84.
はるのゆうぐれに
あなたがたちどまり
わたしはそのそばで
ただかぜをきいていた
ひびきがふたりを
つつみこんでいたけど
やがておとが
しずんでいった
そらに、
とりがひろがった
85.
やまのみちのなかで
あなたがなにかをつかんで
わたしはそのあとを
ゆっくりとついていった
ふたりのすがたが
かげの
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