量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
 
しだけまどをあけた
はるのよるのことを

きがつけば
ひのひかりがきえていた


54.
すみれがさくころに
あなたがたちあがり
わたしはすこしずつ
かおをふせていった

ふたりで
こごえたひかりを
そっとつつみこむように
まどべにたっていた

いきなり、
くろいねこがみえた


55.
まどにあたるゆきのあと
あなたがすわりこんで
わたしはそっと
かたをささえた

ふたりして
こえもださずに
しずかにまちをみてた
ふりつもるものを

そのとき、
つきがとびかか
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