量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
いった
とおいところに
ふたりしてめをやり
そのままきえていくように
おもえたことがあった
ふいに
ささやきがきこえた
52.
かべにもたれて
あなたがしずかにたち
わたしはそのすがたを
すこしだけみつめた
はやいかぜが
ふたりをつつみ
なんでもないような
かげがのびていた
そのとき、
あしおとがふえた
53.
たんぽぽがひらくひるに
あなたがちいさくわらい
わたしはそばで
てをすこしだけのばした
ふたりのあいだに
うすいかぜがふいて
すこしだ
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