深海のモノローグ/ホロウ・シカエルボク
のさ、こんなこと説明しても無意味かもしれないが―それは継続する直感とでもいうべきものだ、継続する直感はすべてを上書きする、そうとも、俺が書いていることはすべて以前からずっと書いてきたことだ、けれどそれはリアルタイムという概念によって常に上書きされ更新されている、アップデートされ続けているんだ、OSはずっと昔のポンコツだけどね、でも、特定のテーマに沿って動き続けるには十分なスペックだよ、新しい船を動かすのは古い水夫じゃないかもしれないが、古い水夫は船の動かし方について一番詳しいだろう、そうは思わないか?早い話俺はとんでもなくアナログなんだ、でもデジタルにちょっと手を付けることくらいは出来るのさ、人間
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)