Invisible奇候/あらい
会と出発までわずかに割る。どうせ古い果肉だと思った。 ――毒があるのかも痴れない。厭に瑞々しいから/じっと眺めていて。または身を委ねて。もう!! おなじように溢した星あかりは照らされた。薄い肩を震わせ ややこしいので特別だと枯れぬ、嘘ッ……
熱い息を吐く/穏やかな寝顔の柔らかい死に包まれて挟んであり
(今を、探している 誰そ彼の(ワタシは) 神様ではない)
悲鳴をこらえる/もっとも影がなく聞えたらしく流れ星を数えている
玄に歪んだ雲行きが溺れ向こう側が暗い
(未成品の手紙を吐き戻す(
恋に熱に雨音がこもり
)死より腐蝕したひかりが旗色に切れて
)今やの飾り
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