Invisible奇候/あらい
 
飾りを打ち消すささやかな網膜が
 港を認識する
 、雷鳴を 掻き、?る仕草

 机上の蝋燭は強く揺らめき、闇を待つ。そう! 
 疎ましい箱庭除法。喉に絡む湿原を捉え深めるんだ

 果たして不自由ならいっぺん尋ねる。おもいのほか、身なり背が高く奇数のランプの影はヒマワリひとり湛える境界なのだと、かこつけていった。いつも/とは/ほんとう/に目の前にぶら下がると。得るだけの季節と空間を憶えたのだ
 これら揃えたこの腕はおごそかな事を興せ。たとえば星砂糖を数個入れ、ひたひたの珈琲をこぼしてみる、この口に含んで暫く呆けることは旅路への支度をすることと同じ。PCを閉じ席を立つ/けれど瞑ったまま
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