灯りがついて、霊が消えて、灯りをおとすと、レイが現れる/菊西 夕座
消えたのは例のやつさ」
その例のやつをすりぬけて霊は存在する
「そのすりぬけたやつを捕らえて例は存在する」
だが決して、霊と例が同じだと証明はできない
「消っしてしまったら照明もショウメイできない」
ケッシテとケシテを区別するために灯りをツけよう
「いまそこに、照明にとりついたレイがいた」
もういちどレイ静になってショウメイをオトシテてみよう
「照明が消えれば霊も例もレイにすぎない」
ショウメイがおちてイルということはショウメイが存在する
「だがケッシテ、暗闇のメイはショウメイできない」
つまり君がいいたいのは、メイ外のことか
「君がいいたいものこそ、例外のことではないのか
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