灯りがついて、霊が消えて、灯りをおとすと、レイが現れる/菊西 夕座
アノレイではない
「アノレイでないならば例えばどんなレイか」
例えばというレイをあげたらただのレイになる
「ただの例もレイにはちがいなからレイでよいかと」
例もレイにはちがいないが霊とは意味がちがう
「しかし仮に霊がバけるならば例はレイか」
レイは例には違いないが霊かはわからない
「つまり霊が仮にバけている可能性もあるということか」
カリに霊がバけていてもヒカリは仮ではない
「とはいえ例が霊を指していることはありえる」
例が霊を指しても仮に灯りをつければ消える
「しかし今となっては消えたのは例のやつさ」
消えたのは例のやつでも憑いたのは霊のやつさ
「実際は霊のやつでも消え
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)