メモ1/由比良 倖
 
の分裂が始まって、自分勝手に孤独になって、孤立を感じてしまう。
 何かを変えようとするならば、いいのは、自分が好きなことをやり続けることだと思う。誰かに好かれる為ではなく。みんなが本当に、好きなことをしていて、幸せであるならば、世界は変わるだろう。それは理想論であるとしても。悪は存在するとしても、悪はとても孤独で、表面的な、みみっちい力でしかないと思う。幸せの中での、ほとんど先天的な平和の感覚には勝てない。
 曲がった考えを、頭から「間違っている」と切り捨てることは出来ない。僕だって相当間違っている。細かく見れば、間違っていることや、間違っているかもしれないことは、とても多い。多分それは無くな
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