シナリオ・百合崎高校馬券部始末記?/平瀬たかのり
 
……ある」
千伽子「はい。次の質問――ああ、もうめんどく
 さい。確認でいいや。あんた遥が卒業してから
 も、自分の気に入った陸上部員の躰、触り続け
 てたよね。もう調べついてるんだわ。ちなみに
 二人とも遥と同じで高校入って陸上やめてる」
英雄「……」
千伽子「訊いてるんですけど」
英雄「……ああ」
千伽子「で、今も二年生の女の子に遥にしたのと
 全く同じことしてるの認めるよね」
英雄「……認める」
千伽子「彼女悲しい笑顔で言ってたわ。『先生の
 指導受けると上達するから』って」
英雄「そ、そのテ、テープ……」
千伽子「安心しなよ。あんたの生活奪うことに使っ
 た
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