シナリオ・百合崎高校馬券部始末記?/平瀬たかのり
―(顔を上げ)あ
りがとうお涼。あんたが起きてくれてよかっ
た」
涼歌「うんこだったんですけどね」
キャロル「こんな夜中に?」
涼歌「環境変わったらそんななりやすいんです
よ、わたし」
キャロル「鼻血とかうんことか、そんなのばっ
かりだなあ、お涼は」
涼歌「ばっかりとか言わないでください」
むくれる涼歌。笑うキャロル。
○同・境内(翌早朝)
縁側で座ったまま体寄せ合って眠って
いる涼歌とキャロル。並んで二人を見
ている髪の毛ぼさぼさ、寝ぼけ眼の三人。
千伽子「何だこれ」
眠っている二人を見ている三人。
華織「キャロ、すごい
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