シナリオ・百合崎高校馬券部始末記?/平瀬たかのり
 
ごい綺麗」
遥「うん綺麗だね」
千伽子「確かにこの世のものとは思えないほど
 の美しさだね――それに比べて」
   三人、涼歌を見る。大口開けてよだれを
   垂らしながら寝ている涼歌。
遥「あ〜あ〜あ〜、もうお涼ちゃん」
千伽子「鼻血やらよだれやら、出すもの全部出
 すなこいつは」
華織「二人で何話してたのかな」
千伽子「さぁ、訊かないでやっておきましょう
 か」
   三人、笑う。

○D棟廊下(九月・放課後)
   難しげな顔をして歩いている涼歌。部
   室の前まで来る。戸を開け中に入る。

○部室
   室内中央、座っている先輩たち。遥を
   取
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