シナリオ『百合崎高校馬券部始末記』?/平瀬たかのり
ガ
ン。二着はアラシ。抱き合う涼歌と千伽
子。
○公園
フリーマーケット開催中。いつもの場所
に座っている涼歌。真理がやってくる。
涼歌「あ、先生」
真理「評判いいよ、葛城さんの絵」
涼歌「ありがとうございます。続けて来てく
れる人とかもけっこういたりして」
真理「貰ったお金お母さんに全部渡してるの?」
涼歌「はい。貯金しとくって」
真理「う〜ん、いい子だ。わたしのクラスに置
いとくにはもったいない」
涼歌の頭を撫でて去っていく真理。
地面に置いたラジオのスイッチを入れる
涼歌。競馬中継が流れ始める。
涼歌M〈ご
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