シナリオ『百合崎高校馬券部始末記』?/平瀬たかのり
顔絵・スケッチ描きます
(無料)〉とダンボールで作った小さな
看板が置いてある。やってくる真理。
真理「どう、お客さんあった」
涼歌「いえ、まだ」
真理「そっか。まあ気長に待ってみてよ。言
った通り、イベントものは無料が基本だけ
ど、お客さんがくれるっていう分にはもら
っといていいから。バイト賛成派だからね、
わたしは」
涼歌「はい。あの先生」
真理「何」
涼歌「家まで来てもらって、ありがとうござ
いました。」
真理「いいっていいって。校外活動なんだか
らさ、親御さんに挨拶しとくのは担任とし
て当然」
涼歌「でも、びっくりしました。先生が
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