シナリオ『百合崎高校馬券部始末記』?/平瀬たかのり
 
の三人とも?」
涼歌「あ、はい。お友達っていうか、わたし、
 後輩、です、けど……」
鉾市「ここでみんなと仲良くしてるんだね」
涼歌「そう、です、けど」
   微笑んで手招きする鉾市。靴を脱ぎ部屋
   に入る涼歌。

○渡り廊下
   必死に走っている四人。
キャロル「何で忘れてんのよっ!」
千伽子「忘れてたもんはしょうがないでしょう
 がっ!」
遥「鉾ジィが来るって言ったのほんとに今日? 
 間違いない?」
千伽子「今日だよ!」
華織「今日は誰も部屋に行かないって言わなかっ
 たの? 今まで鉾ジィ来るときお涼にそう言っ
 てたでしょ!」
千伽子「残念ながら
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