殺し。譲渡の病弱/狩心
 

階段を下りていく
外を覗き込むとここが3階であるという事が分かる
3階分下りれば地上に着くはずであるのだが、
一向に着かない
再度外を覗き込むと風景は変わっていて
ここがさっきとは違う場所だという事は分かる
つまりループしているわけではないという事は分かる
上を見上げると、階段から顔を出して上を見上げている人が
1階層毎に1人ずつ、まるで無限に続くかのように
天高くまで続いている
私が上を向くのを止めて下を向いたら皆下を向くのだろうか
私は下を向いて手鏡で後ろ、つまり上の人達の顔を確認した
私とは別の人物達だった
そして鏡を持っているのは私だけだった
私はこの鏡を失っ
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