タビラコと仏の座のロゼット/為作
「牧野日本植物図鑑」1940年に、??《小野蘭山時代頃よりしてその以後の本草学者は春の七種の中のホトケノザを皆間違えている、これらの人々の云うホトケノザ、更にそれを受継いで今も唱えつつある今日の植物学者流、教育者流の云うホトケノザは決して春の七種中のホトケノザでは無い、右のいわゆるホトケノザは唇形科に属してLamium anplexicaule L.の学名を有し其処此処に生えている普通の一雑草である、欧洲などでも同じく珍しくもない一野草で自家受精を営む閉鎖花の出来る事で最も著名なものである、日本のものも同じく閉鎖花を生じその全株皆悉く閉鎖花のものが多く正花を開くものは割合に少ない、秋に種子から生じ
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