宮之浦岳縦走/zenyama太郎
卑猥なことが
思わず浮かぶ
頂上は360度の眺め
世界遺産だけあって外人も多い
山中で唯一電波の入るところ
ここで95歳の伯母さんの訃報を知る
花山歩道コースをいつもの縄文コースに
変更する
永田岳に登り
新高塚小屋に5時過ぎに着く
久しぶりの縦走自分をほめてやる
小屋にはすでに20人以上が寝ていた
疲れていたが大イビキと大咳で熟睡できなかった
朝6時過ぎに出発
誰もいない山小屋は嘘のように静かで
今からなら熟睡できそうだった
途中から神奈川から来たという若い山ガールに会った
初めて来たという彼女は
縄文杉で祈りのような歌を高らかに独唱した
山の女神のような美
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