うぞめき、ろまん。/あらい
 
         〈それがしがつみ。〉
飾り気のない己が歩み寄る。
すべてを受け入れたとき          なにか、心理だったか
凡てが塗り替わる。           予想も付かない洗脳と教育。
                  常識とすり込み、道徳でしか
                  測れない憶測を描こうと必死に。
                      一音一音を背に腹に
                      点描の如く聖櫃に穿つ。
揺籃(緒/粋/端)         純朴な死神が今と微笑んでいる
                    わずかに戻された
[次のページ]
戻る   Point(4)