女學生日記について/TAT
さう」を使ってある箇所がまちまちであったり、「間違ひ」「お迎へ」等の箇所が時折「間違い」「お迎え」となっていたりするのに違和感を感じた方がいらっしゃったかもしれません。
でもまあ走り書きの日記ですから「お使ひに行きました」の次の行に「お使いの後で」と書かれているような事も少なくありませんでした。
戦前から戦後にかけて日本語の表記等についても過渡期だったようで人々ももう面倒くさいから口語で書いちゃったり「ゐ」とか「ヰ」とか要は「い」で良いんでしょ?みたいな、そんな感じだったのではないかと想像します。
文部省のお偉いさんやGHQやらが「この漢字はもう使うな」とか「右横書きはやめろ」とかル
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