自称だとか、他称だとか、どーでもいーんだよォ、詩人たちに捧げるブルースのうた/秋葉竹
 
ないし
なにが、
こんなに僕を高揚させるのかだけを
知っている

おなじアニメみて
おそろいの服着て
プライバシーなんてどこ吹く風と
ふたり溶け合うようにひとつになって

《ぜったい》に正しいことなんて
この世界にはないんだけれど
それは
ただの事実だろうけど

《ぜったい》よりも
正しい愛がこの世界にはあるって
光り輝く《真実》も
どこかにはあるって

ねぇ、
僕たちは
知っている。

価値観の違いだとか
昔の恋の話だとか
そんなもの
いっさい関係なく
たとえば真夜中とつぜん飛び起きて
『好きだァ〜ッ!』って
叫び出したりするくらいの
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