詩の日めくり 二〇二二年五月一日─三十一日/田中宏輔
自己満足そのものだ。」
昼の12時ころから、きょうの夜中に、現代詩フォーラムに投稿する「詩の日めくり」をつくってた。いま出来上がった。詩をつくることは、むかしからそうだったけれど、ぜんぜん苦痛じゃなかった。推敲が、そして、詩集制作のさいの校正が苦痛だった。まあ、推敲が必要なのは長篇だけだったけれど。
ぼくにとって、詩作は自己満足そのものだ。自己満足できないものを書いた記憶はない。ぼくという厳しい判断者から見て、十分に配慮された作品をのみつくってきたつもりだ。謙遜などは芸術家はするべきではない。つねに自己満足する作品をのみ提出するべきである。それだけが芸術家の義務である。
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