2004年の(cap verses / そよ日暮らし投稿作品)/板谷みきょう
だったか
くるぶしの垢 こする
「待っててくれる何時までも。」
桃の香りの優しき 響き
昨日の呟き そぼ降る雨は
はにかみくすむ 町 洗ひ ⇒
日が暮れる 月影のもと
戸惑いを 抱きつ
続く並木は ニセアカシアの真綿
漂う如き風 沁みるわがまま ⇒
わがままを 幾度か繰り返し
暫し 踏みしめ 本を読む
無念にまどろむ 蒼の闇 照らし
静かな せせらぎ しばしの間 ⇒
★*゚*☆*゚*★*゚*☆
05/11
はらり 手渡された誘い水
月星の明り 届かぬ
繁華街の誘蛾灯
来なきゃ良かったネオンの薄野
ちょっとさみし
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