詩の日めくり 二〇二二年一月一日─三十一日/田中宏輔
半から。前掛けを忘れないように。
二〇二二年一月五日 「村岡さん」
@YuriMuraoka 京都に寄られるときには、ぜひご連絡ください。
二〇二二年一月六日 「生命への回帰」
ロバート・シルヴァーバーグの『生命への回帰』、146ページまで読んだ。死者を再生させる技術が確立されたとき、ひとびとがどんな反応を示すか、主人公は、研究所の顧問弁護士で、そのありさまを実感する。蘇生に賛成なひとびともいれば、反対のひとびともいる。宗教的な立場や倫理観を持つひとびとは多くが反対するものたちであった。
146ページには、憶えていた言葉があった。「口先だけの言葉だ
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