詩の日めくり 二〇二一年九月一日─三十一日/田中宏輔
た。
二〇二一年九月十一日 「創造の第一日目」
2作目は、ゲオルギー・グレーヴィッチの「創造の第一日目」23世紀の太陽系が舞台。宇宙船で天王星を爆破して地球と同じ環境にするというもの。だるい叙述でまったく面白くなかった。
二〇二一年九月十二日 「断章」
これまでにあった最も強大な比喩の力も、言語がこのように具象性の本然に立ち還(かえ)った姿に比べるならば、貧弱であり、児戯にも等しい。
(ニーチェ『この人を見よ』なぜ私はかくも良い本を書くのか・ツァラトゥストラかく語りき・六、西尾幹二訳)
二〇二一年九月十三日 「桑田 窓さん」
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