詩の日めくり 二〇二一年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
すべて提出したのだけれど、規定にないものまで要求されて、それは出す必要がないと言うと、では、取り下げですね、という返事。お金に困っているわけではないので、それでいいと言ったが、なぜかしら腹が立つ。


二〇二一年七月十六日 「針路を東へ!」


 5作目は、「針路を東へ!」大戦後、アメリカでは、インディアンが力を持ち、白人を奴隷にしてた。白人の独立した州の生き残りたちは、インディアンのいない東へと針路をとって自由の天地へと向かった。


二〇二一年七月十七日 「少女を食べる夢」


 少女を食べる夢を見ていま目覚めた。少女の身体は食べられるように改造されていた。愛撫しながら
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