詩の日めくり 二〇二一年七月一日─三十一日/田中宏輔
る。蟹にも学校があり、本があり、天文台がある。主人公は働いている。雄である。雌の蟹に興味がある。仲間の一匹が交尾に成功する。雄の蟹が千匹いて、交尾に成功するのは、三匹か、四匹だということだ。擬人化された蟹の一生。
いま日知庵から帰った。ウルトラQのDVDを見て寝る。「燃えろ、栄光」の入ってる巻だ。「燃えろ、栄光」に出てらっしゃる俳優の方がすてきで、しょっちゅう見てる。しかし、ウルトラQの出来はすごい。50年くらいむかしの映像が。まだ生き生きとしている。60歳のぼくを魅了するくらいだもの。
二〇二一年七月十三日 「邪悪の種子」
さいごの10作目は、「邪悪の種子」不死の異
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