詩の日めくり 二〇二一年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
の異星人が地球にやってきた。ただひとりの生き残りだ。その不死性を調べようとする外科医は政府に捕まる。冷凍睡眠で眠って4千年後、宇宙人を捕らえて解剖し、不死性をもたらす球体を外科医は取り出す。そして飲み込む。もう人間は滅びてしまった地球で。

 きょうから寝るまえの読書は、『ウィリアム・テン短篇集1』の再読だ。目次を見ても、さっぱり思い出せない。新刊本のように、きれい。
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 1巻の1作目は、「ノアの世代」核戦争に備えてシェルターをしつらえ、準備に余念のない一家がいた。ただそれだけ。


二〇二一年七月十四日 「ブ
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