詩の日めくり 二〇二一年五月一日─三十一日/田中宏輔
十八日 「誰が人間にとってかわられる?」
22作目は、ブライアン・W・オールディスの「誰が人間にとってかわられる?」既読である。銀背の『銀河は砂粒のごとく』に収められている。機械は人間に奉仕している。人間がいなくなったということで、機械が支配権争いをする。山にひとりの人間がいることがわかる。機械は彼に奉仕する。
23作目は、リチャード・マシスンの「次元断層」既読。短篇集『13のショック』に収められている。ある男が、もうひとりの自分がいる次元に出現した話。短くて、よくまとまっている話だ。
24作目は、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」知能指数68の愚鈍な男の知能
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