詩の日めくり 二〇二一年五月一日─三十一日/田中宏輔
」一本のナイフをめぐって、時間に関する考察をしているのだが、読んでいても、なにを読んでいるのか一向にわからない、つまらない作品だった。こんなものが、ほかのアンソロジーにも採り上げられているのだという。
6作目は、マレイ・ラインスターの「最初の接触」ファースト・コンタクトものだ。この作品は既読。同じタイトルで、2019年にハヤカワからアンソロジーとして出ていたものだ。船の乗組員を交換することで、ことなきを得たというものだ。ぼくには、理解に苦しむアイデアである。
7作目は、ウィリアム・テンの「クリスマス・プレゼント」間違って、20世紀のクリスマスに、23世紀の複製人間製造機を贈られた人
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