歩きスマホはよくない/soft_machine
 
い匂いに心が拘束されてしまうから。ひとたび意識が人に向けられてしまうと、ことばが沸きたち視界は何も捉えられなくなってしまう。せっかくの散歩は、あまりことばに頼らないで、感情にも溺れないで、まるくたのしみたいものです。するとわたしの散歩には、わたしを人から切り離すという目的が含まれる、といえるのかも知れない。
今日、こんなふうに歩きながら綴るのはやはり邪道な気分を味わいます。でもたまにはいいかな。
今日もふるい道です。とはいえどんなに長くても二十五粁程度の道のりです。同じ道をたどる回数が増えてきます。もちろん同じ道でも景色は毎回新鮮で、風と同様、二度と同じ表情はないけれど、これまで一度も歩いたこ
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