詩の日めくり 二〇二〇年十三月一日─三十一日/田中宏輔
ィスコをやっていて大学生のころにはよく行ってた。踊っていたら、男女のカップルに声をかけられて、なんかあやしい誘いがあったのだが断った。その男女の男のひとのほう、ぼくが小学校のときに行っていたアカデミー学園という塾の学長だったのだが、相手は気がついていなかった。ぼくは知っていて、奇妙な縁もあるのだなあと思った。
二〇二〇年十三月四日 「茶色いしみ」
コントのコンビである空気階段のおふたりのうち、太ったほうの方がラジオで、「わたくし、もぐらは、朝起きると、枕に茶色いしみが付いています。」とおっしゃっていたのだが、ぼくもそうで、首の後ろにできものができていて、それを手でかいてしまう
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