詩の日めくり 二〇二〇年十一月一日−三十一日/田中宏輔
ストが数学的空間を移動したり、いろいろ実験をしたりする話。数学的用語が頻出する難解な作品だった。
18作目は、ホセ・マリア・ヒロネリャの「赤い卵」マウスにできた癌細胞が、独立して、意志を持ち、赤い卵となって、空中に飛び上がった。だれにとりつこうかと思案した結果、癌の切除手術で優秀な外科医にとりつくことにした。
19作目は、M・E・ホワイトの「積極的考えの力」両親のいない少女の話。普通小説だった。
二〇二〇年十一月二十五日 「実地教育」
20作目は、デヴィッド・R・パンチの「実地教育」死についての実地教育というわけで、父親だけで息子と娘を育てている家庭での話。ソ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(17)