詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
12作目は、ロン・グーラートの「債鬼」借金を重ねても賭けをやめられない男が主人公。さいごは、債権者を撃ち殺そうとするところで終わる。

 北爪満喜さんから、詩集『Bridge』を送っていただいた。実景が織り込まれた詩篇がいくつもあって、適度な抽象性とあいまって、読む目にやさしく語りかけてくれているのだなと思わせられた。とりわけ、「消えられないあれを」「水の夢」「光の十字」が強く印象に残った。 https://pic.twitter.com/kWPj6BEoo6


二〇二〇年九月二十九日 「マーティン・ボーグの「奇妙な生涯」」


 13作目は、ジョーン・コリンの「マーティン・ボー
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