詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
ボーグの「奇妙な生涯」」母親に惑星にひとりロボットたちと残されて20歳までおむつえおさせられ、話すことも立って歩くことも教えられなかった青年が、途中で女性になり、云々とわけのわからぬ愚策であった。


二〇二〇年九月三十日 「寿限無、寿限無」


 14作目は、カート・ヴォネガット・Jr.の「ザ・ビッグ・スペース・ファック」3つのこと。アメリカ合衆国では子どもが虐待されたことで親を訴えられること。人口が増えすぎたので、宇宙に精子をばらまくこと。さいごに、登場人物たちがヤツメウナギに食べられちゃうこと。わけわからん作品だった。

 15作目は、R・A・ラファティの「寿限無、寿限無」大
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