詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
時代の冒険譚。おもしろくなかった。
4作目は、ジェローム・ビグスビイの「火星をまわる穴、穴、穴」ものすごく低空で軌道をめぐるごくごく小さな月が火星にあったという話。非現実的すぎると思う。
二〇二〇年九月二十六日 「ナラボイア」
5作目は、アラン・ネルスンの「ナラボイア」精神科医のところに、被害妄想の逆の男が訪ねる。その男に、幻覚の逆、すなわち、幻覚のような現実を見せつけられた精神科医のほうがサナトリウムに行くはめになる。
二〇二〇年九月二十七日 「詐欺」
送った記憶のないインスタグラムが、メッセージで、ぼくが送ったことになっています。無視してくだ
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