詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
うか、まったくおもしろくない。
むかしは、音楽を聴きながら本を読んでも、両方、楽しめたのだけれど、齢をとってからは、本を読みながら、音楽を楽しむことができなくなった。単なるBGMとしてなら、ジャズやボサノバを聴くことはできても、プログレなんかを本を読みながら聴くことはできない。何らかの力が減じているのだろうか。
二〇二〇年九月二十一日 「主観性」
10作目は、ロバート・シェクリイの「宇宙三重奏」主人の乗った宇宙船が難破したが、発見されたときには、主人はロボットに殺されていた。ロボットに必要な潤滑油を、ロボットが人間の死体からつくり出すために。これがユーモアかな。単なる
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