新宮栞さんの詩を読んで(ことばとことばをつなぐもの)/青色銀河団
のない集団が音符を記す様が想像されます。
詩人は、川岸、
ここで高架下の意味の一部が明らかにされるように思います。高架下だからすぐそばにはかなり幅のある川が流れています。川岸、と書かれることで、向こう岸とこちら側、此岸と彼岸が意識され、従って高架下はこの世とあの世の境界を意味する隠喩として書かれているように思います。
意味を、安楽死させる___
そうして最後に重要なテーマの死にたどりつく。先の詩人(話者?)はもしかしたら死人につながるのかも知れません。また安楽死は後の連で様々な変奏を伴って現れてきます。
このわずか七行の中で、静止する雨→ノイズ→画家→作曲科→
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