詩の日めくり 二〇二〇年七月一日─三十一日/田中宏輔
先日、読み直そうと思って本棚になかったことに気がついたのだった。首をちょん切る歩行機械が登場する未来の中世的な世界で不思議な小説だった。はやく出してほしいな。
二〇二〇年七月八日 「すべてがひとときに起こること。それこそが永遠」
ゾンビのアンソロジーを読んでいるのだが、ただ人肉を食らうバケモノとして扱っているのではなくて、物語にさまざまな工夫がしてあって、読ませるものになっている。ここひと月、ふた月ばかり、怪奇と幻想ものを読んできて飽きそうになっていたが、ゾンビもの、なんだか読んでて生き生きとしてきた。
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