詩の日めくり 二〇二〇年七月一日─三十一日/田中宏輔
作目に収録されていた、ラムジー・キャンベルの「唄え、されば救われん」は、ラザロを出してきた。甦る死者としては当然と言えば当然か。さて、4作目は、スティーヴン・キングの「ホーム・デリヴァリー」いったいどんな作品だろう。楽しみだ。
キングの作品を読み終わった。記憶していたものだった。妊娠中の妻が蘇った死者である夫を殺す話だった。夫はロブスター漁をしていて、嵐の夜に死んだ溺死者だったのだが、4か月後に海から家に戻ってきたのだった。
二〇二〇年七月七日 「パステル都市」
パステル都市がいま改訳中だそうで、新刊で出たら買おうと思っている。数年まえに友だちに譲っていて、先日
[次のページ]
戻る 編 削 Point(15)