詩の日めくり 二〇二〇年七月一日─三十一日/田中宏輔
ビ殺=や}れ」説教伝道師が聴衆の犠牲になっているという話だ。直接、血を吸われるために、とうとう一人の少女に刺されてしまったというわけ。
5つ目のスコット・ベイカーの『静脈条虫」シャーマンと呼ばれる魔術師の物語。おもしろかった。ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』を思い出した。話はぜんぜん違うけれど。
6つ目のレオニード・ニコライヴィッチ・アンドレイエフの「ラザロ」読みながら、どんな物語か思い出していた。さいごのところが思い出されなかったけれど、物語自体は興味深かった。ラザロについては、ゾンビのアンソロジーでも触れられていた。なんといっても、よく知られた話だからね。
7つ目の
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