詩の日めくり 二〇二〇年七月一日─三十一日/田中宏輔
木」40代の作家が7歳のときに経験した性的体験を中心に物語は進む。ようは、幼児性愛者にいたずらされたことがつづられるのだけれど、そこの描写がけっこう生々しかった。怪奇ものでも幻想系でもなかった。なんでホラー・アンソロジーに入れたのか理由がわからん。
二〇二〇年七月二十五日 「死者との物語」
チャールズ・L・グラントの「死者との物語」釣りをしている家族と女性がでてくるが、ふつうの会話がなされるだけで、タイトルを見ると、だれかが死者なのかもしれないけれど、そんな雰囲気もなくって、こんなんありなんかいなと思わせられた。
二〇二〇年七月二十六日 「大和田 始さん」
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