詩の日めくり 二〇二〇年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
・エチスンの「遅番」を読んだ。だいたいの内容はつかめたが7割くらいといったところ。はぐらかされている部分があって、作品にくっきりとした輪郭を与えない。 https://pic.twitter.com/db5t68mGpk

リサ・タトルの「石の育つ場所」つくりものめいたところが目立つ。

「しかし、そもそも石とは何か?」(リサ・タトル『石の育つ場所』広瀬順弘訳、68ページ、うしろから4、5行目)

 マンリイ・W・ウェルマンの「昼、梟(ふくろう)の鳴くところ」ようやくこれぞ怪奇もの、というものに出合った。点数をつけるとすると低い点数になるものだけれど。


二〇二〇年七月二
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