詩の日めくり 二〇二〇年六月一日─三十一日/田中宏輔
 
かなた」


 太陽が降るって言い方はしないけれど、お日さんがかんかんに照ってるときって、太陽が降ってるような感じがしないだろうか。

 きのうと、きょうとで、ヴァン・ヴォクトの『宇宙嵐のかなた』を読んでいた。5点満点でつけるとしたら2点くらいか、へたすれば1点。銀河帝国と、それに参加するように迫られる辺境惑星の政治的なやりとりなのだが、どうにも幼稚すぎる展開だった。 https://pic.twitter.com/uLkubTXnVE

 きょうから寝るまえの読書は、ハリイ・ハリスンの『殺意の惑星』これも古いSF小説だから、それほど期待していないけれど、カヴァーの絵は、ヴァン・ヴォ
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