ブルとディブ/nemaru
、縦横比維持のチェックが外れている。その0と1の保持が、単純なようでいて、非常に厳しい。この0と1に目くじらを立てない場所、そういう場所の示唆がダルちゃんの最終2話で成されていたように感じる。ただ、私はそこまでヘンタイかつアカデミックには添えなかった。そういう意味では軽薄なのだ。
軽薄というのは、ぼんやりと生きてきた、という感じに近い。なんとなく日曜日に、掃除機の音に負けないようにタルルート君の音量を上げたりしながら、ほこりがきらめくのを見ていた気がする。
不器用貧乏の自覚があり、バス停で自分はあと数年でこの列から消えると思っているし、タンクトップのえりぐりから向こうの景色が見えるおじいさんが
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