ブルとディブ/nemaru
 
ているが、羽音がそこまで感情や行動を生むとも信じられない。

拡縮は愛と儀礼により丹念に読み込まれる。

いや時々勝手にチェックが場違いに外れてしまう(意識が足りない)からこそ、「意識的に」やりたくなる。不器用貧乏の自覚があり、バス停で自分はあと数年でこの列から消えると思っているし、タンクトップのえりぐりから向こうの景色が見えるおじいさんがガードレール握りしめて丸太町を海のように眺めてるのみると暗数を感じるし、暗数のほうに陥る確率を考え出すと、無意識で抵触するくせに、こわがってチェックを入れっぱなし(社会にコントゥルールされっぱなし)で暗数になる人生ってなに?その飼い馴らされた暗渠っぷりは
[次のページ]
戻る   Point(0)