詩の日めくり 二〇一九年十二月一日─三十一日/田中宏輔
きどきによって違うものかもしれない。ぼくの場合は、ぼくの無意識を見る。ぼくの無意識の在り処と、その働きを見る。
二〇一九年十二月二十一日 「詩論」
ぼくの詩は、振り返ってみたら、どの詩も、誰かと出会ってなければ、何かと出合ってなければ、つくられることがなかったものばかりだ。
二〇一九年十二月二十二日 「Tシャツをガマン」
Tシャツをガマン、それとも半ズボン。知らず知らずのうちに物干し竿の真似をする。そででは街灯を引きずる音。床は唾でヌチョヌチョだ。ところどころ画像がはっきりと映っている。エゴイスト。口でないと嫌だと言う。死ね。セブンイレブンでおでんを買う
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