寺山修司フェア(ハルキ文庫)/藤原 実
学の地下水脈として脈々とあるものを直感的に感じ取り、それを掘り起こそうというふたりの詩人の試みとして指摘していることでした。
ほかに『歩けメロス』(太宰治)、『さらば青春、さらば中也』(中原中也)、映画監督の篠田正浩との対談『鏡花幻譚』(泉鏡花)、乱歩、織田作之助、夢野久作、西鶴、馬琴、空海についてのエッセイがおさめられています。
寺山ばなし、をつづけたいのですが、『啄木を読む』で出てきた短歌と長歌、俳句と連句のハナシはどっかで読んだことがあるような内容だなあ、と思って本棚の奥からひっぱりだしてきたのが、
山本健吉『古典と現代文学』(新潮文庫)
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